冥王星は決まった周期を持たず12サインを巡っているので、長く逗留するサインと短めに逗留するサインとバラつきが出てきますが、いずれにしても在位するサインの世界を大刷新していくことになります。
「大刷新」ですから、価値観の大変動を伴う…ということが特徴的でもあり、時代の大変容と表現してみました。
さて、まだ皆の記憶に残っているところから振り返ってみますと、、、
1983年〜1995年→冥王星@蠍座の時代
冥王星は蠍座のルーラー(支配星)なので、蠍座に冥王星があるということは→最大出力パワー!でもあったこの時代といえば、あのバブル時代でありますね。
蠍座は「見えないお金」「セクシュアリティ」「死と再生」を扱うので、そうした分野に大変容が起こった時代です。
マネーゲームやバブル時代はわかりやすいところ。→よーく覚えてる!という人もけっこういるのでは?
またこの頃、マハラジャなどディスコが大全盛でした。いわゆるお立ち台にシンボルされるようにセクシュアリティの分野にも関わっているはずです。(女性のワンレン・ボディコンとか!)
1995年〜2008年→冥王星@射手座
射手座に冥王星があった頃は、射手座の領域にて価値観の変容があったことになります。
射手座は「スポーツ」「哲学・宗教・思想」「海外(遠いところ)」「大学」「法律」を扱います。
射手座の領域で思い出されるのは、ちょうどこの頃にスピリチュアルな思想が広がったこと。バブルが崩壊して人々の思想も大きく変化しやすかったと思われます。
また大学のあり方が大きく変化したのもこの時代。大学も射手座分野になりますが、大学がCMなどして生徒がお客さんみたいに立場が変化したのではないでしょうか。
また、ネットワークとかグローバルなんて言葉が多用されるようになったのもこの時代で「遠いところ」が遠くなくなったわけですね。
2008年〜2023年→冥王星@山羊座
そして今私たちは山羊座冥王星時代にいるわけですが、山羊座といえば「権威」「伝統・各式」「組織」「建造物」「山や登山」も扱いますから、
私たちの社会に普通に関わっていて何気なく頼っている(信頼している)ものものが、ガラガラと変容していることになります。
山羊座に冥王星が進行すると共にリーマンショックなどもあり大企業の再編など盛んに行なわれることになりましたよね。組織のあり方はずいぶんと変わってきているはずです。
伝統や各式といえば、歌舞伎座のリニューアルや相撲業界のスキャンダルなど冥王星@山羊座っぽく変遷してきたように思います。
日本は国民性からも、伝統や権威、組織力と馴染みやすいお国がら…みたいなところがありますから、この山羊座冥王星時代に、最も価値観の逆転が多いのではなかろうか…と思えます。
2023年〜2043年→冥王星@水瓶座
そして、あともう数年で冥王星は山羊座世界の大変容という仕事を終えて、水瓶座へと移行していきます。
水瓶座は最新のテクノロジーに関わるサインですから、現時点では予想困難なレベルの技術革新もされることでしょう。
昨年2020年12月下旬に木星と土星が水瓶座に入ってから、風の時代とあちこちで言われていますが、
冥王星の水瓶座へのイングレスによってそれは決定的な印象になるのだと思います。
また水瓶座といえばユートピアな精神でもありますから、精神的な面においても画期的に垣根が取り払われていくのでしょう。
ジェンダーの課題など、その走りを現在やっていたりしますね。
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以上みてきたように、冥王星がもたらす時代の大刷新は、私たちのライフスタイルも劇的に変えていくことになるものです。
冥王星だけでなく、天王星で時代の変革を、海王星で時代のトレンドを検証していくことができます。
「星で時代を振り返る☆」と題して、上記以前の年代についてはオンラインサロンにて上がっています。
他に、「天王星でみる時代の変革」と「海王星でみる時代のトレンド」もあがっております。
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ミシェルメイ美菜子☆